UbuntuにCloud9をインストールしてみた

最近はもっぱらAndroidアプリのプログラミングをやっているのですが、実は興味本位でNode.jsのスタディも並行して始めています。

Node.jsはJavaScriptを使用するので、テキストエディタが一つあればコードを書けるのですが、生産性やデバッグのしやすさなどを考慮すると、やはりIDE(統合開発環境)を使いたいところ。

そこで、Node.jsに適したIDEを色々と物色してみました。いくつか候補が挙がったのですが、Cloud9というのが見た目的にも機能的にも最も良さ気なので、早速Ubuntuへのインストールを試みました。とは言っても、スムーズにインストールできないところがLinux環境の小憎たらしいところ。多少手こずりましたが、一応インストールが成功したので、その時のCloud9のインストール手順を備忘録として記したいと思います。

なお、インストールしたマシン環境は凡そ下記の通りです。

OS: Windows 7 Home Premium (64bit)
CPU: Core i5 2.30GHz
メモリ(RAM): 8GB
仮想マシン: VMware Player Ubuntu(12.04.1 LTS)

Ubuntuにログインし、以下の手順を実行しました。
(ディレクトリ操作(cdなど)以外の各コマンドには、sudoを付けて実行します。)

git clone git://github.com/ajaxorg/cloud9.git
cd cloud9
git checkout devel
git submodule update --init --recursive
bin/cloud9.sh

がしかし、libssl関連でエラーが出ます。そこで、以下を実行。

cd /usr/local/src
wget http://www.openssl.org/source/openssl-0.9.8k.tar.gz

ダウンロード後、tarを展開してopensslのディレクトリに移動。

tar zxvf openssl-0.9.8k.tar.gz
cd openssl-0.9.8k

続けて以下を実行。

./config shared zlib
make
make test
make install
mv /usr/bin/openssl /usr/bin/openssl.save
mv /usr/include/openssl /usr/include/openssl.save
mv /usr/lib/libssl.so /usr/lib/libssl.so.save
ln -s /usr/local/ssl/bin/openssl /usr/bin/openssl
ln -s /usr/local/ssl/include/openssl /usr/include/openssl
ln -sv /usr/local/ssl/lib/libssl.so.0.9.8 /usr/lib/libssl.so

ところが、libssl.soのところでリンクが貼れない。そこで、以下を実行。

apt-get install libssl0.9.8

そして、

mv /usr/local/src/openssl-0.9.8k/libssl.so /usr/lib/libssl.so.save
ln -sv /usr/local/src/openssl-0.9.8k/libssl.so.0.9.8 /usr/lib/libssl.so

最後に、

echo "/usr/local/ssl/lib" | sudo tee -a /etc/ld.so.conf
ldconfig -v

このとき、libssl.so.0.9.8でエラーが出ますが、気にせずにホームディレクトリ配下のcloud9/bin/cloud9.shを実行。

もし、「Firefoxのプロセスが既に起動中なのでゴニョゴニョ…」というエラーが出れば、一度仮想マシンを再起動し、再びcloud9/bin/cloud9.shを実行。するとFirefoxが起動し、めでたくCloud9が現れる(はず)。

以上、備忘録でした。